Jackery(ジャクリ)はどこの国のメーカー?米中複合ブランドの実態解明

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ackery(ジャクリ)はどこの国

こんにちは!「電源LABO」の運営者の「きっちゃん」です。

キャンプや防災対策でポータブル電源を探していると、必ずと言っていいほど目にする「Jackery(ジャクリ)」。

あの鮮やかなオレンジ色のロゴは、もはやポータブル電源の代名詞的な存在感がありますよね。

ただ、いざ購入しようと調べ始めると、「Jackery(ジャクリ)って、結局どこの国?」というシンプルな疑問にぶつかりませんか?

アメリカの会社だと紹介されている記事もあれば、製造国は中国という情報もあって、少し混乱してしまいますよね。

ポータブル電源は、スマホのバッテリーとはケタ違いの電力(エネルギー)を扱いますし、キャンプや災害時など「いざという時」に頼るもの。

だからこそ、その安全性や品質は絶対に妥協したくないところです。

そのメーカーの会社概要や、実質的な親会社がどこなのか、そして実際の評判はどうなのか、しっかり確認しておきたいと思うのは、私自身もまったく同じです。

この記事では、そんなJackeryの「どこの国?」という多くの人が抱く疑問にズバリお答えします。

それだけでなく、なぜJackeryがそのような企業形態をとっているのか、その背景にあるブランド戦略、そして「中国製」というキーワードに対する品質やサポート体制の実態まで、私が調べた情報を分かりやすくまとめてみました。

この記事を読み終える頃には、Jackery選びの不安が、スッキリ解消できていると嬉しいです。

この記事でわかること
  • Jackeryの「アメリカ起源」と「中国(親会社)」の二重構造
  • なぜ製造国が中国でも高い品質と安全性を維持できるのか
  • 競合のAnkerやEcoFlowとの決定的な違い
  • 日本の売れ筋モデルと安心のサポート体制
目次

Jackery(ジャクリ)はどこの国?米中複合ブランドの実態

Jackery(ジャクリ)はどこの国?米中複合ブランドの実態
画像引用元:Jackery(ジャクリ)公式サイト

まず最初に、Jackeryのちょっと複雑なアイデンティティを解き明かしていきます。

「どこの国?」という問いの答えは、実は「アメリカ」でもあり「中国」でもある、というのが本当のところなんです。

この一見複雑に見える「米中ハイブリッド戦略」こそが、Jackeryの強さの秘密かもしれません。

Jackeryの会社概要と設立背景

Jackery(ジャクリ)は、正式には「Jackery Inc.」という名前のアメリカ法人です。

設立されたのは2012年。

場所は、世界のイノベーションの中心地、あの有名なカリフォルニア州のシリコンバレーです。

創業者の一人であるAnson Liang氏は、名門スタンフォード大学で経営学の修士号を取得しているそうで、まさにシリコンバレーの技術系スタートアップ企業として誕生しました。

この経歴が、ブランドストーリーに強力な説得力を持たせています。

Jackeryは単にポータブル電源を作っただけでなく、「ポータブル電源のパイオニア」として市場を切り開いてきた存在です。

特に、2018年に高性能なソーラーパネル「SolarSaga」シリーズを発売し、「ソーラージェネレーター(ポータブル電源+ソーラーパネル)」という使い方を世に広めた功績は非常に大きいかなと思います。

ブランドの起源はアメリカ

画像引用元:Jackery(ジャクリ)公式サイト

この「2012年にアメリカ・シリコンバレーで設立された」という事実は、Jackeryのブランドイメージを形成する上で、非常に重要な核となっています。

「シリコンバレー発」と聞くと、私たちは最先端の技術、革新的なアイデア、洗練されたデザインといったポジティブなイメージを連想しますよね。

Jackeryは、このイメージをブランドの権威性として最大限に活用しています。

現在もアメリカのフリーモントに本社(Jackery Inc.)を置いていて、グローバルなビジネスオペレーションやマーケティングの拠点として機能しています。

私たちが目にするカッコいい製品デザインや、アウトドアで活用するライフスタイルの提案といったブランドイメージは、このアメリカのDNAが強く影響しているんだと思います。

親会社は中国の深圳上場企業

では、「中国」との関連は何かというと、Jackeryブランドの実質的な親会社(経営母体)が中国にある、ということです。

その親会社の名前は「Shenzhen Hello Tech Energy Co., Ltd.(深圳市華宝新能源股份有限公司)」。

2011年に中国の深圳(シンセン)で設立された会社です。

この深圳という都市は、ドローンで世界シェアNo.1のDJIや、モバイルバッテリーでお馴染みのAnkerの本拠地でもある、まさに世界的なハイテク製造拠点(ハードウェアのシリコンバレー)と呼ばれている場所です。

Hello Tech社は、Jackeryブランドの成功を背景に、2022年9月には深圳証券取引所の新興企業向け市場「ChiNext board(創業板)」に上場(証券コード: SZ301327)も果たしています。
(出典:Shenzhen Hello Tech Energy Co., Ltd. 公式サイト

上場企業であるという事実は、企業の透明性や信頼性を担保する一つの大きな要因と言えます。

設立時期の近さに注目

ここで非常に興味深いのが、中国の親会社(Hello Tech)が2011年設立で、アメリカのブランド法人(Jackery Inc.)が2012年設立と、設立時期が非常に近いことです。

これは、単に「アメリカのスタートアップが、後に中国企業に買収された」という単純なシナリオではないことを示唆しています。

私の分析では、最初からグローバル展開を視野に入れ、アメリカの「ブランド力・先進的イメージ」と、中国・深圳の「高度な製造技術・コスト競争力」を組み合わせる戦略だったんじゃないかな、と考えています。

見事な戦略ですね。

Jackeryの製造国はどこか

そして、多くの方が気にする「製品がどこで作られているか」という「製造国」ですが、これは明確に中国です。

Jackeryのポータブル電源やソーラーパネルは、その大部分が親会社Hello Techの拠点である中国・深圳などの自社工場や提携工場で製造されています。

「なんだ、やっぱり中国製か…」と、品質や安全性を一瞬不安に思う方もいるかもしれません。

ですが、これはJackeryに限った話ではありません。

実は、現在のポータブル電源市場の主要なブランド、例えば競合であるAnkerEcoFlowなども、同じように深圳を開発・製造の核心拠点としています。

現代において、高品質な電子機器(スマートフォン、ドローン、バッテリーなど)を効率的に、かつ高いレベルで大量生産する上で、深圳の製造インフラとサプライチェーンは欠かせない存在です。

大切なのは「どこで作られたか」という国名そのものよりも、「どのような品質管理基準で作られているか」だと私は思います。

「Jackery(ジャクリ) どこの国のメーカー?」と調べる理由と品質

画像引用元:Jackery(ジャクリ)公式サイト

Jackeryの「国の実態」が分かったところで、次はいよいよ本題です。

私たちが「どこの国?」と調べる最大の理由は、「その製品は本当に信頼できるの? 安全なの?」という点に尽きると思います。

特にポータブル電源は、安全性こそが命。Jackeryがその懸念にどう応えているのか、品質や技術の面から深掘りしていきます。

Jackeryの安全性と評判

「中国製」と聞くと、どうしても一部の安価なノーブランド製品による発火事故などのネガティブなニュースを連想してしまい、品質や安全性を心配する声があるのも事実です。

Jackeryはこの「安全性の担保」を最重要課題の一つとして捉えており、そのための技術的な対策にかなり力を入れています。その中核となるのが「BMS(バッテリーマネジメントシステム)」です。

これは、ポータブル電源の「頭脳」とも言える非常に重要な制御システムで、バッテリーセルの一つひとつの状態を監視しています。

BMSの主な役割

画像引用元:Jackery(ジャクリ)公式サイト
  • 過充電・過放電の防止
    バッテリーの寿命を縮めたり、危険な状態になるのを防ぎます。
  • ショート(短絡)保護
    異常な電流が流れた際に瞬時に電力をカットします。
  • 温度監視
    バッテリーが高温または低温になりすぎないよう制御し、発火や性能低下を防ぎます。
  • セルバランス制御
    複数のバッテリーセルの電圧を均一に保ち、全体の寿命を延ばします。

Jackeryは、こうした機能を持つ高性能なBMSを搭載することで、バッテリーの異常を即座に検知・制御し、事故を未然に防ぐ設計になっています。

また、外側の筐体(ケース)の素材にも、単なるプラスチックではなく、耐久性や放熱性に優れた「ポリカーボネート樹脂」や、燃えにくい「ABS防火材料」を採用しています。

これにより、万が一バッテリーセルに異常が発生したとしても、燃え広がりにくいよう二重三重の安全対策が施されています。

こうした地道な安全対策の積み重ねが、「グローバルトップセリングブランド」としての地位を築き上げた理由であり、世界中のユーザーからの評判につながっているんだと思います。

懸念を払拭する品質と技術

Jackeryが、先ほどのBMSや筐体素材といった「守りの安全技術」に加えて、「中国製=危険かも」という消費者の潜在的な懸念を払拭するために打ち出している、もう一つの強力な「攻めの技術」があります。

それが「LFPバッテリー(リン酸鉄リチウムイオン電池)」の全面的な採用です。

最近の「Plus」シリーズや「New」シリーズといったJackeryの主力モデルは、従来のNCM(三元系リチウムイオン)バッテリーから、このLFPバッテリーに切り替わっています。(※Proシリーズなど一部従来型を採用するモデルもあります)

このLFPバッテリーこそが、現代のポータブル電源の安全性を語る上で欠かせないキーワードです。

LFPバッテリーの圧倒的なメリット

  1. 極めて高い安全性
    従来のNCMバッテリーと比較して、LFPは結晶構造が非常に安定しています。
    そのため、釘刺しのような過酷な試験でも熱暴走(発火・爆発)のリスクが格段に低いという特性を持っています。
    安全性を最優先するなら、LFPは最適な選択肢と言えます。
  2. 圧倒的な長寿命
    充放電サイクルが約4,000回(モデルによる)と、従来のNCMバッテリー(約500〜1,000回)の数倍も長持ちします。
    仮に毎日充電・放電を繰り返しても10年以上持つ計算になるので、防災用として長期間備えておくにも安心感がまったく違います。

このLFPバッテリーへの技術移行は、「安全です」と口で言うだけでなく、Jackeryがコストをかけてでも安全性と耐久性をどれだけ重視しているか、という具体的な「答え」なんだと私は受け止めています。

リン酸鉄リチウムイオン(LFP / LiFePO4)にもデメリットがあるのかこちらの記事で詳しく取り上げています。
LFPの弱点?リン酸鉄リウムイオンバッテリーのデメリット

競合AnkerやEcoFlowとの違い

ここで、ポータブル電源市場でJackeryと激しくシェアを争っている、最大のライバル「Anker(アンカー)」や「EcoFlow(エコフロー)」との違いにも触れておきます。

実は、この2社もJackeryと同じく、中国・深圳にルーツを持つ企業です。

Ankerは元Googleエンジニアが深圳で創業し、EcoFlowはドローン最大手DJIの元バッテリー開発責任者が創業しています。

まさに「深圳ポータブル電源クラスター」と呼べる状況です。

EcoFlowについては、こちらの記事で詳しく取り上げています。
EcoFlow(エコフロー)はどこの国のメーカー?評判や安全性を解説

技術面では、各社ともLFPバッテリーの採用や、独自の急速充電技術(Jackeryもコンセントから最速1.8時間などで充電可能)などで競い合っており、正直なところ「技術力は拮抗している」というのが現状かなと思います。

では、Jackeryの決定的な違い、Jackery特有の強みは何か?

それは、大きく分けて2つあると私は分析しています。

Jackeryならではの差別化ポイント

  1. ブランドストーリー(起源)
    主要ブランドの中で唯一、「2012年米国シリコンバレー設立」という「アメリカの起源」を明確に主張できる点です。
    技術力が拮抗する中で、この「先進性」「信頼性」を感じさせるブランドイメージは、消費者の購買決定において非常に大きな強みになっています。
  2. 市場開拓の実績(パイオニア)
    先ほども触れましたが、ポータブル電源とソーラーパネルをセットで使う「ソーラージェネレーター」という市場そのものを開拓したパイオニアである、という実績です。
    「ポータブル電源といえば、オレンジ色のJackeryとソーラーパネル」というイメージを最初に確立させた功績は大きいです。

Jackeryの防災機能とUPS

画像引用元:Jackery(ジャクリ)公式サイト

ポータブル電源を検討する理由として、キャンプなどのレジャー用途と並んで、あるいはそれ以上に「防災対策」を挙げる方も多いです。

私もその一人です。Jackeryは、その点でも頼りになる機能を備えています。

特に注目したいのが、主力モデル(「1000 New」や「2000 Plus」など)に搭載されている「UPS(無停電電源装置)機能」です。

これは「パススルー充電」(充電しながら給電もできる機能)とは似て非なるもので、より防災に特化した機能です。

普段からポータブル電源を壁のコンセントと、動かし続けたい家電(例えばデスクトップPCや、通信機器、小型冷蔵庫など)の間に接続しておきます。

すると、万が一停電が起きて電力供給が途絶えても、瞬時(モデルによりますが0.02秒=20ミリ秒など)にバッテリーからの給電に自動で切り替わるという優れもの。

「停電した!」と気づいた時にはもう切り替わっているので、作業中の大事なデータが消えたり、重要な家電が止まってしまうのを防げます。

これは防災用途として非常に価値が高い機能だと思います。

UPS機能の注意点

JackeryのUPS機能は、あくまで「簡易UPS」と呼ばれるものです。

常時インバーターが稼働する「常時インバータ給電方式」の本格的なUPSとは異なり、切り替え時に一瞬の瞬断(0.02秒など)が発生します。

そのため、医療機器やサーバーなど、本当にコンマ1秒の停止も許されないような極めて精密な機器への使用は推奨されていません。

また、UPS機能に対応しているモデルと、していないモデルがあるので、購入前に必ずスペックを公式サイトで確認してください。

日本法人のサポート体制は?

「ブランドの起源がアメリカで、製造が中国…となると、買った後のサポートや保証が不安…」という声もよく聞きます。

高価な買い物ですから、当然の心配です。

その点、Jackeryはアフターサポートにも力を入れています。

2019年には「株式会社Jackery Japan」という日本法人をしっかりと設立しており、日本市場向けのサポート体制を構築しています。

拠点は東京都中央区(晴海のトリトンスクエア)にあり、公式サイトや正規販売店からの購入であれば、製品登録を行うことで最長5年間(モデルによります)の長期保証が受けられます。

もちろん、問い合わせ窓口(電話やメール)もすべて日本語で対応してもらえます。

万が一の不具合や、使い方で困った時も、国内メーカーと同じように安心して相談できる体制が整っているのは、大きな安心材料ですね。

日本の売れ筋3機種(1000 New他)

Jackeryポータブル電源Newシリーズ
画像引用元:Jackery(ジャクリ)公式サイト

「じゃあ、色々あるけど、具体的にどのモデルが人気なの?」というと、日本市場での売れ筋はかなりハッキリしています。

Jackery公式サイトのランキング(2025年時点のデータを参照)を見ると、特に以下の3機種が人気トップ3を占めているようです。

注目すべきは、全て「New」シリーズ、つまり安全性の高いLFPバッテリー搭載モデルが上位を独占している点です。

この結果からも、日本のユーザーが、最大出力や機能の多さだけでなく、安全性や長寿命(長期的なコストパフォーマンス)を非常に重視していることが分かります。

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人気順位モデル名バッテリー種類容量 (Wh)定格出力 (W)推奨用途・特徴
1位Jackery 1000 Newリン酸鉄 (LFP)1070Wh1500W連泊キャンプや2〜3人家族の防災対策に最適な万能エースモデル。UPS機能も搭載。
2位Jackery 2000 Newリン酸鉄 (LFP)2042Wh2000W電子レンジやドライヤーも動く大容量・高出力。本格的な防災や長期車中泊に。
3位Jackery 240 Newリン酸鉄 (LFP)241.9Wh300Wソロキャンプや日帰りレジャー、スマホ充電などの「ちょっと使い」に最適なコンパクトモデル。

※上記スペックやランキングは調査時点のものです。

製品の改良により変更される場合がありますので、正確な情報は必ず公式サイトでご確認ください。

Jackery(ジャクリ)はどこの国のメーカーか?結論まとめ

さて、ここまでJackery(ジャクリ)はどこの国の企業か、という疑問をフックに、その背景にある戦略から品質、サポート体制まで詳しく見てきました。

最後に、私の結論をもう一度まとめておきますね。

Jackery(ジャクリ)はどこの国のメーカー? 私の結論

  • ブランドの起源(設立)アメリカ(シリコンバレー発の先進的イメージとブランド戦略)
  • 経営母体(親会社)と製造国中国(深圳の高度な製造技術とコスト競争力)

Jackeryは、この2つの国の「良いとこ取り」をすることで、高いブランド力と高品質・コスト競争力を両立させている、非常に戦略的な「ハイブリッド型グローバルブランド」だと言えます。

「中国製」という言葉の響きだけで品質を不安視する必要はまったく無く、むしろLFPバッテリーの積極的な採用や高性能BMSの搭載、そして充実した日本法人のサポート体制など、消費者の不安を払拭するための具体的な努力をしっかり行っている優良ブランドだと私は評価しています。

ポータブル電源は、決して安い買い物ではありませんし、私たちの安全や生活の安心に直結する製品です。

だからこそ、こうした背景をしっかり理解した上で、ご自身の用途や予算に合った、納得のいくモデルを選んでいただければと思います。

この記事が、あなたのJackery選びの参考になれば幸いです!


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