BLUETTI(ブルーティ)はどこの国のメーカー?評判と安全性を解説

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BLUETTI (ブルーティ)を防災用に購入した家族

ポータブル電源市場で存在感を増すBLUETTI(ブルーティ)。

キャンプや防災意識の高まりから購入を検討する際、「BLUETTIはどこの国のメーカーなんだろう?」と疑問に思う方も多いようです。

製品の品質やサポート体制を考える上で、製造国は重要な判断材料になります。

実際のところBLUETTIは中国で設立されたブランドですが、世界70カ国以上で展開するグローバル企業です。

日本にも日本法人が設立されており、国内でのサポート体制も整えられています。

この記事では、BLUETTIがどこの国で生まれたのかという基本情報から、実際の評判や口コミ、製品の安全性、特に発火リスクや強みであるリン酸鉄リチウムイオン電池について詳しく掘り下げます。

さらに、製品のメリットやデメリット、充実した製品ラインナップとシリーズの特徴、人気モデルのAORAシリーズやEB3A、AC180の紹介、そして競合となるJackeryやEcoFlowとの比較も行い、キャンプや防災といった用途別のおすすめモデルまで、購入前に知りたい情報を網羅的に解説します。

画像引用元:BLUETTI(ブルーティ)公式サイト
この記事でわかること
  • BLUETTI(ブルーティ)の設立背景とグローバルな展開
  • 日本法人による国内サポートと安全への取り組み
  • 競合(Jackery・EcoFlow)との具体的な違い
  • 利用シーン別(キャンプ・防災)の最適なモデル
目次

BLUETTI(ブルーティ)はどこの国?基本情報と信頼性

  • 設立は中国、グローバル展開するブランド
  • 日本法人設立と国内サポート体制
  • 安全性は?発火リスクを徹底分析
  • 強みはリン酸鉄リチウムイオン電池
  • メリットとデメリットを客観分析

設立は中国、グローバル展開するブランド

BLUETTI (ブルーティ)本社社屋
画像引用元:BLUETTI(ブルーティ)公式サイト

BLUETTI(ブルーティ)は、中国・深圳(しんせん)に本拠を置く「Shenzhen Poweroak Technology Co., Ltd.」によって2019年に設立された、比較的新しいポータブル電源ブランドです。

しかし、その母体となる企業は、クリーンエネルギーソリューションの分野で10年以上の研究開発および生産経験を持つベテラン企業です。

長年培ってきた技術力を背景に、BLUETTIブランドは誕生しました。

「中国のメーカー」と聞くと品質を心配する声も聞かれますが、BLUETTIの実態は異なります。

設立当初からグローバル市場を視野に入れており、現在ではアメリカ、ヨーロッパ、オーストラリア、そして日本を含む世界70カ国以上で製品が販売されています。

もはや単一国のメーカーというより、世界規模で事業を展開するグローバルブランドとしての地位を確立していると言えます。

ブランド名に込められた意味

BLUETTIというユニークなブランド名は、企業が掲げる核となる価値観を象徴しています。

  • BLUE:青い空 (BLUESKY)
  • T:未来 (TOMORROW)
  • T:技術 (TECHNOLOGY)
  • I:革新 (INNOVATION)

これは、クリーンなエネルギー技術による持続可能な未来への強い意志を表しており、製品開発だけでなく、環境保護活動や社会貢献にもその理念が反映されています。

日本法人設立と国内サポート体制

BLUETTI サポートページ
画像引用元:BLUETTI(ブルーティ)公式サイト

海外ブランドの製品を購入する際に最も懸念される点の一つが、購入後のサポート体制です。

特にポータブル電源のような精密機器の場合、万が一の故障や使い方に関する疑問が生じた際の窓口は非常に重要になります。

BLUETTIは日本市場への本格的なコミットメントを示すため、2021年3月に日本法人である「BLUETTI JAPAN株式会社」を設立しました。
(出典:PR TIMES BLUETTI JAPAN プレスリリース

単にオンラインで製品を販売するだけでなく、2022年12月には東京・秋葉原に日本初となる直営店「BLUETTIストア秋葉原店」をオープンさせています。

この店舗は、ユーザーが実際に製品に触れ、重量感や操作感を確かめたり、専門知識を持つスタッフに直接相談したりできる貴重な場となっており、ブランドの信頼性を高めています。

もちろん、カスタマーサポート体制も完全に日本語化されています。

国内の電話番号とメールアドレスによるサポート窓口が平日営業時間内に提供されており、購入後のアフターサービスや修理対応も国内で完結するため、安心して長期間使用できる環境が整っています。

さらに、BLUETTIは日本国内での社会貢献活動にも積極的です。

例えば、2024年の能登半島地震の際にはいち早くポータブル電源を石川県庁に届ける支援活動を行ったほか、埼玉県とは「災害時におけるポータブル電源の貸出に関する協定」を締結しています。
(出典:埼玉県庁 報道発表資料

このように自治体と連携して地域の防災力強化に貢献する姿勢も、BLUETTIが日本市場に根差して事業を展開しようとする強い意志の表れと言えるでしょう。

安全性は?発火リスクを徹底分析

リン酸鉄リチウムイオン電池を持った技術者

ポータブル電源は大容量の電力を扱う製品であるため、安全性、特に発火リスクを心配されるのは当然のことです。

この点は製品選びにおいて絶対に妥協できないポイントです。

BLUETTIが他社との差別化を図り、安全性への強いこだわりを示すために主力製品のほぼ全てで採用しているのが、「リン酸鉄リチウムイオン(LiFePO₄)」バッテリーです。

これは、ポータブル電源市場でかつて主流であった「三元系(NCM/NCA)」リチウムイオンバッテリーとは根本的に異なる特性を持っています。

バッテリーの「熱暴走」リスクの違い

リチウムイオン電池の最も重大な事故である「熱暴走」は、バッテリーが異常な高温に達することで内部の化学反応が連鎖的に加速し、制御不能となって発火や破裂に至る現象です。

この熱暴走が始まる温度(熱分解開始温度)が、バッテリーの種類によって大きく異なります。

  • 三元系 (NCM/NCA):約220℃程度で熱分解が始まる(比較的低い温度でリスクが発生)
  • リン酸鉄 (LiFePO₄):約600℃と格段に高い(非常に安定している)

上記のように、リン酸鉄リチウムイオンバッテリーは化学構造的に極めて安定しており、熱暴走を起こしにくいのが最大の特徴です。

過充電や外部からの強い衝撃、内部短絡(ショート)といった異常事態が発生しても、発火に至るリスクが三元系に比べて極めて低いのです。

BLUETTIの安全へのこだわり

BLUETTIは、この安全性の高いリン酸鉄リチウムイオンバッテリーをいち早く主力製品に採用したブランドの一つです。

家の中やテント内、あるいは夏場の車内といった閉鎖空間や高温になりがちな環境で使用する機会が多いポータブル電源にとって、この「熱暴走しにくい」という特性は、何物にも代えがたい安心感を提供します。

強みはリン酸鉄リチウムイオン電池

画像引用元:BLUETTI(ブルーティ)公式サイト

前述の通り、BLUETTIの最大の強みは「リン酸鉄リチウムイオン(LiFePO₄)バッテリー」の全面的な採用にありますが、そのメリットは「安全性の高さ」だけにとどまりません

圧倒的な長寿命と経済性

ポータブル電源を「どれだけ長く使えるか」を示す指標が「サイクル寿命(充放電サイクル回数)」です。

これは、バッテリーを0%から100%まで充電し、使い切るまでを1サイクルとして、性能(初期容量の80%程度)を維持できる回数を示します。

  • 三元系 (NCM/NCA):一般的なサイクル寿命は 500〜800回程度。
  • リン酸鉄 (LiFePO₄):BLUETTI製品の多くは 2,500回から4,000回以上

この差は実に3倍から8倍以上にもなります。

例えば、4,000回のサイクル寿命を持つ「AORA 100 V2」の場合、毎日欠かさず充放電を繰り返しても、約10年以上は使用できる計算になります。

これは、ポータブル電源を数年で買い替える「消耗品」としてではなく、長期間にわたって家庭のエネルギー資産として利用できることを意味し、長期的なコストパフォーマンスは非常に高くなります。

環境への配慮(レアメタル不使用)

従来の三元系バッテリーには、コバルトやニッケルといったレアメタルが使用されています。

これらの資源は産出地が偏在しており、採掘過程における環境負荷や人権問題が国際的に指摘されることもあります。

一方で、リン酸鉄リチウムイオンバッテリーは、これらの希少なレアメタルを含んでいません

これは、BLUETTIが企業理念として掲げる「ECO(環境配慮)」を技術面から支える重要な選択であり、持続可能な製品を選ぶという観点からも優れています。

リン酸鉄リチウムイオン(LFP / LiFePO4)にもデメリットがあるのかこちらの記事で詳しく取り上げています。
LFPの弱点?リン酸鉄リウムイオンバッテリーのデメリット

メリットとデメリットを客観分析

画像引用元:BLUETTI公式サイト AORA 100 V2ページ

BLUETTIの製品は、リン酸鉄バッテリーという強力な基盤の上に、多くの先進的な機能を搭載しています。

しかし、もちろん完璧ではなく、その強みと表裏一体のデメリットも存在します。

実際のユーザーレビューなどを基に、メリットとデメリットを客観的に整理します。

BLUETTIの主なメリット(長所)

  • 圧倒的な充電速度
    多くのモデルがAC(コンセント)からの「ターボ充電」に対応しています。
    大容量モデルであっても1時間半〜2時間程度でフル充電に近い状態にできるため、「キャンプ出発前の朝に充電し忘れた」といった事態にも対応しやすいと高く評価されています。
  • パワフルな出力(電力リフト機能)
    BLUETTI独自の「電力リフト(Power Lifting)」機能が好評です。
    これは、ポータブル電源の定格出力を超える高消費電力の家電(ドライヤー、電気ケトル、トースターなど)を、出力を少し抑えて動作させる機能です。
    本来なら使えないはずの家電が使えるようになるため、特に小型モデルの活用範囲が劇的に広がります。
  • 安全性と長寿命
    前述の通り、リン酸鉄リチウムイオン電池による「発火リスクの低さ」と「10年クラスの長寿命」は、ユーザーに大きな安心感と長期的な経済的メリットをもたらします。
  • アプリの利便性
    専用の「BLUETTIアプリ」の完成度が高い点もメリットです。
    BluetoothやWi-Fi経由で接続し、バッテリー残量や入出力の確認はもちろん、AC/DC出力のオン・オフ、充電モード(標準・高速・静音)の切り替え、電力リフト機能の有効化などを遠隔操作できます。
  • UPS(無停電電源装置)機能
    多くのモデルがパススルー充電に対応したUPS機能を搭載しています。
    停電を検知すると瞬時(モデルにより約10〜20ミリ秒)にバッテリーからの給電に切り替わるため、デスクトップPCやサーバー、熱帯魚の水槽などをデータの損失や機能停止から守ることができます。

BLUETTIの主なデメリット(短所)

  • 製品の重量
    安全性と長寿命を誇るリン酸鉄バッテリーは、従来の三元系バッテリーに比べてエネルギー密度がやや低く、同じ容量なら重くなる傾向があります
    特にAC180(約16kg)やAC200L(約28.3kg)といった大容量モデルは非常に重く、女性や年配の方が一人で気軽に持ち運ぶのは困難です。
    「ポータブル」という言葉のイメージとは乖離がある点は最大の注意点です。(ただし、AORA 100 V2のように軽量化されたモデルも登場しています)
  • ファンの騒音
    高速充電という大きなメリットの裏返しとして、充電中や高出力使用中には本体を冷却するために冷却ファンが作動します
    このファンの音が「掃除機並みに大きい」「うるさい」と感じるユーザーも少なくありません。
    寝室や静かなキャンプサイトでの夜間使用時には、アプリから「静音モード」を選択するなどの工夫が必要になる場合があります。
  • サポートの応答速度
    日本法人が設立されサポート体制は整っているものの、一部のユーザーからは「問い合わせメールの返信が遅い」「電話が繋がりにくい時がある」といった報告が挙がることがあります。
    事業の急拡大に対し、サポート人員の体制が追い付いていない時期があった可能性も指摘されています。

このように、BLUETTIの製品設計には明確な「性能と利便性のトレードオフ」が存在することがわかります。

ユーザーが最も称賛する特徴(高速充電、高出力、長寿命、安全性)は、同時に彼らが指摘する課題(ファンの騒音、重量)の直接的な原因となっているのです。

この事実は、BLUETTIが絶対的な携帯性や静音性よりも、パフォーマンスと長期的な価値を優先するユーザーを主なターゲットとしていることを示唆しています。

したがって、購入を検討する際には、単に長所と短所をリストアップするのではなく、ご自身の優先順位(性能か、手軽さか)に基づいて、このトレードオフを理解することが極めて重要です。

BLUETTIはどこの国の製品?選び方を解説

  • 実際の評判と口コミから見る評価
  • JackeryとEcoFlowの比較と特徴
  • 製品ラインナップとシリーズ概要
  • BLUETTIの「エコシステム」とは?
  • 人気モデル (AORA, EB3A, AC180)
  • キャンプと防災でのおすすめモデル
  • BLUETTIがどこの国かより重要な視点

実際の評判と口コミから見る評価

製品の真価をより深く知るためには、実際に使用したユーザーの具体的な声(評判・口コミ)が最も参考になります。

前項のメリット・デメリットと重複する部分もありますが、より具体的なユーザーの声を見てみましょう。

良い評判・口コミ

性能の高さを具体的に評価する声が非常に多く見られます。

  • 充電速度が本当に速い。大容量のAORA 100 V2が、朝起きてからキャンプ出発までの1時間ちょっとでほぼ満タンになるのは驚異的」
  • 「ダメ元で1200WのドライヤーをEB3A(定格600W)で使ったら、電力リフト機能のおかげで本当に動いた。風量は少し弱くなるけど、髪を乾かすには十分」
  • 「車中泊で使う上で、やはりリン酸鉄バッテリーという安心感が決め手になった。発火リスクを考えると三元系には戻れない」
  • 「アプリでECOモードのオフ時間を設定できるのが地味に便利。消費電力の低い電気毛布が途中で切れなくなった」
  • 「AORA 100 V2はAC180より軽くて持ち運びやすい。日本語表示も分かりやすい」

悪い評判・口コミ

一方で、課題として指摘されるのは、やはり「重量」と「騒音」に集中しています。

  • 「AC180を購入したが、重すぎて(約16kg)持ち運ぶのが億劫になった。女性一人での積み下ろしはかなり大変。防災用と割り切るなら良いが…」
  • 「ターボ充電中のファンの音が想像以上に大きい。静かなリビングや寝室で充電するのはためらわれるレベル」
  • 「Apex 300と拡張バッテリーの接続ケーブルが太く硬いため、設置に意外と場所を取る」
  • 「EB3Aのハンドルが引き出しにくく、デザイン的に惜しい」

これらの評判を総合すると、BLUETTIは「とにかく軽くて静かなものが欲しい」というユーザーにはあまり向かず、「多少重くても、安全でパワフル、かつ長く使える高性能なモデルが欲しい」というユーザーから強い支持を得ているブランドであると言えます。

JackeryとEcoFlowの比較と特徴

ポータブル電源市場は、「BLUETTI」「Jackery」「EcoFlow」の3強ブランドが技術革新を競い合う激戦区です。

「どこの国の製品か」を気にする以前に、この3ブランドの明確な違いとポジショニングを理解することが、最適な製品選びの鍵となります。

3大ブランドのポジショニング

各ブランドの伝統的な強みや特徴を簡潔にまとめると、以下のようになります。

  • Jackery (ジャクリ)
    市場の先駆者。「軽さ・手軽さ・使いやすさ」で圧倒的な人気を誇る。オレンジ色のデザインが象徴的。
  • EcoFlow (エコフロー)
    業界最速クラスの充電速度「X-Stream」技術が強み。「先進性・スピード・デザイン性」で若年層にも人気。
  • BLUETTI (ブルーティ)
    いち早く「リン酸鉄バッテリー」を全面採用。「安全性・長寿命・拡張性」を最重視。

ただし、近年は各社がリン酸鉄モデルを投入するなど、技術的な差は縮まりつつあります。

BLUETTI vs Jackery

Jackeryは、その圧倒的なブランド認知度と、軽量で扱いやすい製品設計(従来モデルは三元系バッテリーが中心だったため)で市場を切り開いてきました。

しかし、安全性と長寿命を求める声に応え、近年は「Plusシリーズ」としてリン酸鉄モデルを急速に拡充しています。

比較した場合、BLUETTIはより早期からリン酸鉄バッテリーを主力とし、「安全性と長寿命」をブランドの核としてきました。

その分、同容量帯ではJackery製品より重くなる傾向がありましたが、現在は両社ともリン酸鉄モデルで競い合っており、充電速度やアプリ機能など、総合的な性能での比較が重要になっています。

Jackery(ジャクリ)について、こちらの記事で詳しく取り上げています。
Jackery(ジャクリ)はどこの国のメーカー?米中複合ブランドの実態解明

BLUETTI vs EcoFlow

EcoFlowもBLUETTIと同様に、技術革新を牽引するライバル関係にあります。

特にACコンセントからの超高速充電技術「X-Stream」は業界をリードしており、「充電スピード」を最優先するユーザーから絶大な支持を得ています。

両社は高速充電、アプリ連携、リン酸鉄モデルの採用(EcoFlowはDELTA 2シリーズ以降)など多くの共通点を持ちます。

差別化のポイントとして、BLUETTIは「Apex 300」に代表される、拡張バッテリーによる柔軟な容量増設が可能なエコシステムや、日本市場に特化した「AORAシリーズ」といった、独自の強みを打ち出しています。

EcoFlow(エコフロー)について、こちらの記事で詳しく取り上げています。
EcoFlow(エコフロー)はどこの国のメーカー?評判や安全性を解説

スクロールできます
比較項目BLUETTIJackeryEcoFlow
公式サイト


主な特徴・強み安全性・長寿命(リン酸鉄を早期採用)。
システムの拡張性(モジュール式エコシステム)。
電力リフト機能(定格超の家電駆動)。
軽量性・携帯性(従来モデル)。
シンプルな操作性と高いブランド認知度。
(近年はリン酸鉄モデルも急速に強化)
業界最速クラスのAC充電速度(X-Stream)。
スタイリッシュなデザインと先進的な機能。
X-Boost機能(電力リフトに類似)。
主なバッテリー技術リン酸鉄 (LiFePO₄) が主流三元系(従来機) / リン酸鉄(Plusシリーズ)三元系 / リン酸鉄 (LiFePO₄)
主なターゲット層安全性と長期的な価値、将来的な拡張性を重視するユーザー。手軽さ、携帯性を重視するライトユーザーから、安全性を求める層まで幅広く対応。充電速度と先進性、デザイン性を最優先するユーザー。

製品ラインナップとシリーズ概要

BLUETTIは、非常に幅広い製品ラインナップを展開しており、ユーザーのあらゆるニーズに「点」ではなく「面」で応えようとしています。

現在の日本市場における主なラインナップは、「シリーズ名」と「容量(Wh)」で分類されています。

主な特徴を理解することで、自分に合ったモデルが見つかりやすくなります。
(製品ラインナップはBLUETTI JAPAN公式サイトで確認できます)

W(ワット)とWh(ワットアワー)って何?そんな方にこちらの記事で詳しく取り上げています。合わせてご覧ください。
W(ワット)とWh(ワットアワー)の違いを解説!最適なポータブル電源選びの鍵

AORAシリーズ (日本市場向け主力モデル)

画像引用元:BLUETTI公式サイト AORA 100 V2ページ

AORAシリーズ」は、現在の日本市場における売れ筋の主力ラインナップです。

日本のユーザーの声やニーズを反映して特別に開発されたシリーズであり、操作パネルやディスプレイ、各種ポートの表記が完全に日本語化されているのが最大の特徴です。

これにより、ポータブル電源を初めて使う方や、デジタル機器に不慣れな方でも、迷うことなく直感的に操作できます。

デザイン面でも、リビングなどの室内空間にも馴染む落ち着いたカラーリング(フォレストグリーンなど)を採用し、日常と非日常の垣根なく使える「フェーズフリー」の思想が取り入れられています。

性能面でも、ベースとなったグローバルモデル(例: AORA 80はAC70がベース)の高性能は維持しつつ、日本市場のニーズに合わせて軽量化や静音化が図られています。

代表的なモデルには「AORA 80」(768Wh)や「AORA 100 V2」(1,024Wh)があり、キャンプから防災まで幅広い用途に対応するバランスの良さで人気を集めています。

ACシリーズ(1kWh未満 / 定番・小型モデル)

画像引用元:BLUETTI(ブルーティ)公式サイト EB3Aページ

公式サイトで「1kWh未満」に分類される、世界的に展開されている定番の小型モデル群です。

このカテゴリーの代表格が「EB3A」(268Wh)です。

非常にコンパクト(約4.6kg)でありながら、600Wの定格出力(電力リフト時1200W)、高速充電、UPS機能、アプリ対応など、上位モデルに匹敵する多機能性を備えており、エントリーモデルとして圧倒的な人気を誇ります。

また、「AC70」(768Wh)もこのカテゴリーに含まれます。

EB3Aより一回り大きいサイズ感(約10.2kg)と容量を持ち、1000Wの高出力(電力リフト時2000W)と拡張バッテリー「B80」への対応が特徴です。

ソロキャンプや車中泊での利用、またはちょっとした防災用途に適しています。

ACシリーズ (1kWh以上 / 定番・大容量モデル)

画像引用元:BLUETTI(ブルーティ)公式サイト AC180ページ

公式サイトで「1kWh以上」に分類される、大容量・高出力を備えた万能モデル群です。

このカテゴリーには、ファミリーキャンプや本格的な防災対策の主力となるモデルが含まれます。

代表的なモデルが「AC180」(1,152Wh)です。

1800Wの高出力(電力リフト時2700W)と1kWhを超える十分な容量を持ちながら、高速充電やUPS機能など、必要な機能がバランス良く搭載されています。

日本向けモデル「AORA 100 V2」のベース機でもあり、世界的に人気の高いモデルです。

さらに大容量を求める場合は、「AC200L」(2,048Wh)が選択肢となります。

2000Wの高出力(電力リフト時3000W)に加え、最大1200Wという強力なソーラー入力に対応しており、オフグリッド環境での利用や、数日間にわたる停電への備えとして非常に頼りになります。

拡張バッテリー「B210」や「B300K」を接続して、さらに容量を増やすことも可能です。

AC180をライバル機のAnker Solix C1000 Gen 2と徹底比較をしました。迷われている方は参考にしてください。
Anker Solix C1000 vs BLUETTI AC180 徹底比較!選ぶならどっち?

Elite & Apex シリーズ (ハイエンド・家庭用モデル)

画像引用元:BLUETTI(ブルーティ)公式サイト Elite 200 V2ページ

Elite & Apexシリーズ」は、BLUETTIのラインナップにおける最上位に位置づけられるハイエンドモデル群です。

プロユースや、家庭全体のバックアップ電源、オフグリッド生活といった、より本格的で要求の高い電力ニーズに応えるために設計されています。

現行の代表的なモデルには、「Elite 200 V2」(2,073.6Wh / 2,200W)や、さらに高性能な「Apex 300」(2,764.8Wh / 3,200W)があります。

これらのモデルは、2kWhを超える大容量と高出力を基本とし、高速なUPS機能はもちろんのこと、拡張バッテリーによる更なる容量増設(例:Apex 300は専用の拡張バッテリー「B300K」を最大6台接続可能で、容量を約19kWhまで拡張可能)に対応している点が大きな特徴です。

これにより、家庭の電力需要を数日間にわたって賄うことも可能になります。太陽光パネルと組み合わせることで、長期的な停電下での電力自給自足を目指す、本格的な家庭用バックアップシステムの構築に適しています。

BLUETTIの「エコシステム」とは?

BLUETTI(ブルーティ)公式サイト Charger 1ページ

BLUETTIの戦略の核心は、「エコシステム」という考え方にあります。

これは、単体のポータブル電源で完結するのではなく、様々な周辺機器を連携させ、システム全体をユーザーのニーズに合わせて最適化・拡張できる(拡張性)仕組みを指します。

このエコシステムは、主に2つの側面で構成されています。

  • 容量の拡張(拡張バッテリー)
    最大の特長が、専用の「拡張バッテリー」(例:B80, B210, B300Kなど)を接続して、ポータブル電源本体の容量を後から自由に増やせる点です。
    例えば、大容量モデル「AC200L」は「B210」や「B300」バッテリーを接続して容量を最大8,192Whまで拡張可能です。
  • 機能・充電方法の拡張(アクセサリー)
    もう一つの側面が、多彩なアクセサリー群です。
    例えば、車両のオルタネーター(発電機)から効率的に急速充電するための「Charger 1」(走行充電器)や、ソーラー入力を強化する「D050S」(DC充電エンハンサー)などが用意されています。
    実際に「AORA 80」と「Charger 1」を組み合わせて、車中泊で活用しているユーザーも多いです。

このように、ユーザーは「まずは本体だけを買い、将来的に防災対策として容量を増やしたり、車中泊のために走行充電器を追加したりする」といった、ライフスタイルの変化に合わせた段階的なシステムの構築が可能になっています。

人気モデル (AORA, EB3A, AC180)

数あるラインナップの中でも、特に現在の人気が高く、多くのユーザーのニーズに合致するのが、日本向け主力の「AORAシリーズ」と、定番エントリーの「EB3A」、万能モデルの「AC180」です。

AORA 100 V2:日本向け「黄金バランス」の主力機

BLUETTI AORA 100 V2 大容量ポータブル電源 | 防災推奨・車中泊・キャンプ | 容量1024Wh 出力1800W画像
画像引用元:BLUETTI(ブルーティ)公式サイト BLUETTI AORA 100 V2ページ

「AORA 100 V2」は、現在の日本市場で最も人気の高い主力モデルの一つです。

1,024Whの容量1,800Wの高出力(電力リフト時2700W)を持ち、ファミリーキャンプから本格的な防災対策まで幅広く対応します。

ベースとなった「AC180」の高性能はそのままに、約30%の軽量化(約11.5kg)を実現し、日本語表記パネルを採用するなど、日本のユーザーにとって非常に扱いやすいモデルとなっています。

45分で80%まで充電できる急速充電や、10msの高速UPS機能も備えています。

BLUETTI EB3A:小型・軽量・高性能のエントリー決定版

画像引用元:BLUETTI(ブルーティ)公式サイト EB3Aページ

「EB3A」は、小型・軽量(約4.6kg)でありながら、ポータブル電源に求められるほぼ全ての機能を詰め込んだ、非常にコストパフォーマンスの高い定番のエントリーモデルです。

容量は268Whと控えめですが、定格出力600W、さらに電力リフト機能により最大1200Wまでの電熱線(抵抗負荷)機器に対応。

わずか30〜40分で80%まで充電できる超高速充電、100WのUSB-C出力、ワイヤレス充電、UPS機能、そしてアプリ対応と、小型モデルとは思えない機能を満載しています。

ソロキャンプや日帰りレジャー、デスク周りのPCバックアップ電源として最適です。

BLUETTI AC180:世界基準の万能ミドル機

画像引用元:BLUETTI(ブルーティ)公式サイト AC180ページ

「AC180」は、AORA 100シリーズのベースともなった、世界的に人気の高いミドルクラスの主力モデルです。1,152Whの大容量1,800Wの高出力(電力リフト時2700W)を持ち、AORA 100 V2(1,024Wh)よりもわずかに容量が大きくなっています。

基本的な性能(急速充電、UPS機能など)はAORA 100 V2とほぼ同等ですが、重量が約16kgと重いため、携帯性よりも容量を重視する場合や、日本語表記にこだわらない場合の選択肢となります。

スクロールできます
モデルEB3A (エントリー)AORA 100 V2 (日本主力)AC180 (万能ミドル)
容量268Wh1,024Wh1,152Wh
定格出力600W1,800W1,800W
電力リフト1,200W2,700W2,700W
バッテリーリン酸鉄リチウムイオン (LiFePO₄)
サイクル寿命2,500回以上4,000回以上3,500回以上
重量約4.6kg約11.5kg約16kg
AC充電時間約1.3〜1.8時間(標準)
※高速モードあり
約1.3〜1.8時間(標準)
※ターボ充電時 約45分で80%
約1.3〜1.8時間(標準)
※ターボ充電時 約45分で80%
UPS機能あり (20ms)あり (10ms)あり (20ms)
おすすめ用途ソロキャンプ、日帰り、デスク周りファミリーキャンプ、防災(携帯性重視)ファミリーキャンプ、防災(容量重視)

キャンプと防災でのおすすめモデル

BLUETTIの豊富なラインナップから、具体的な利用シーンである「キャンプ(アウトドア)」と「防災(家庭での備え)」に最適なおすすめモデルの選び方を紹介します。

キャンプ(アウトドア)での選び方

  • ソロキャンプ・軽装備
    持ち運びやすさが最優先されます。
    ガジェットの充電や低消費電力の電気毛布が一晩使えれば十分な場合、小型軽量の「EB3A」が最適です。
    もう少し容量が欲しい場合は、日本向けモデルの「AORA 80」(768Wh)や、そのベース機である「AC70」も、携帯性と性能のバランスが取れた良い選択肢となります。
  • ファミリーキャンプ・グランピング
    快適性を高める家電(ポータブル冷蔵庫、扇風機、コーヒーメーカー、小型のIH調理器など)を安心して使用したい場合は、大容量・高出力のモデルが必要です。
    日本市場では、軽量化と日本語表記を実現した「AORA 100 V2」が最も活躍するでしょう。
    併売されている「AC180」も、同様の性能を持つ強力な選択肢です。

防災(家庭での備え)での選び方

災害による停電時、最優先事項は「情報収集(スマホ充電)」「食料保存(冷蔵庫)」「照明・医療機器の稼働」です。

経済産業省 資源エネルギー庁も、「もしも」のときに備えることの重要性を呼びかけています。
(出典:資源エネルギー庁「あらためて学ぶ、「停電」の時にすべきこと・すべきでないこと」

  • 基本的な備え(1〜2日)
    冷蔵庫内の食料保存と、家族全員のスマートフォン充電を1〜2日間維持することを目的とするなら、「AORA 100 V2」や「AC180」(ともに1kWhクラス)が優れた入門機となります。
    一般的な家庭用冷蔵庫を数時間から十数時間稼働させることができ、高速なUPS機能はデスクトップPCやルーターなどを停電から保護します。
  • 数日間の停電に備える(2〜3日)
    より長期間の停電に備え、冷蔵庫や照明、通信機器を2〜3日間、再充電なしで維持したい場合は、2,048Whの大容量を持つAC200Lや、同じく2kWhクラスのハイエンドモデル「Elite 200 V2」、拡張バッテリーを追加したモデルなどが適しています。
  • 家全体のレジリエンス(長期・高出力)
    必需品だけでなく、エアコンや電子レンジ、井戸ポンプといった大型家電をも動かし、長期的な停電下でも普段に近い生活の維持(電力の自給自足)を目指す場合は、究極の選択肢として現行ハイエンドモデルの「Apex 300」(拡張バッテリーB300Kを接続可能)が視野に入ります。
    これらはソーラーパネルとの組み合わせを前提とした、真の家庭用バックアップシステムです。

防災用途におけるリン酸鉄の決定的な利点

リン酸鉄リチウムイオンバッテリーは、「自己放電率が低い」という特性も持っています。

これは、満充電の状態で長期間(例:半年〜1年)保管しておいても、電力の損失が少ないことを意味します。

「いざという時に使おうとしたら、バッテリーが空になっていた」という事態を避けられるため、いつ発生するか分からない災害への備え(防災用途)において、この特性は決定的な利点となります。

BLUETTIがどこの国かより重要な視点

この記事では「BLUETTIはどこの国か」という疑問を起点に、その信頼性や製品の選び方を解説してきました。

最後に、記事の要点をまとめます。

  • BLUETTIは中国の深圳で設立されたブランド
  • 現在は世界70カ国以上で展開するグローバル企業
  • 日本には「BLUETTI JAPAN株式会社」が設立されている
  • 秋葉原に直営店があり国内サポート体制も整備
  • 主力製品には安全性が高いリン酸鉄リチウムイオン電池を採用
  • リン酸鉄電池は発火リスクが低く長寿命という強みを持つ
  • メリットは高速充電、高出力(電力リフト)、長寿命
  • デメリットは重量、高速充電時のファン騒音
  • 評判もメリット・デメリットに沿った内容が多い
  • Jackeryは軽量性、EcoFlowは充電速度が伝統的な強み
  • BLUETTIは安全性とシステムの拡張性(エコシステム)に優れる
  • 製品ラインナップは日本向けAORAからハイエンドApexまで豊富
  • 人気モデルはAORA 100 V2, EB3A, AC180
  • キャンプや防災など目的に合わせて選ぶことが重要
  • どこの国か以上に、製品の特性と自身の優先順位の合致が大切

「BLUETTIはどこの国か」という疑問を起点に、ブランドの背景から具体的な製品の選び方までを詳しく解説しました。

BLUETTIは中国で設立されたグローバル企業であり、日本法人によるサポート体制も整っているため、安心して選べるブランドの一つと言えるでしょう。

特に安全で長寿命な「リン酸鉄リチウムイオン電池」への強いこだわりは、大きな信頼ポイントです。

一方で、その高性能と引き換えに「重量」や「ファンの騒音」といった明確なトレードオフも存在します。

最終的に大切なのは、どこの国かという点以上に、ご自身の利用目的(キャンプなのか、防災なのか)と、BLUETTIが提供する価値(安全性・性能・拡張性)が合致しているかを見極めることです。

この記事が、あなたのライフスタイルに最適な一台を見つけるためのお役に立てば幸いです。

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